2006.05.09 (火)
今年のゴールデンウィークは曜日配列も良く、天気もバッチリ!たくさんの方がご来館下さいました。美術館にとっても黄金週間だったのかな!その中には、ヤブさんと親交のあった方も多くいらっしゃいました。
お一人は「子供の頃によく画を描いてもらいました」という男性。20数年前にヤブさんが児童館でお話をした時に知り合ったとのこと。「あの頃は『ずいぶん画の上手いオジさんだなぁ』って思ってたんですよ」とも。
2日続きでいらした方は「原画の前に立っているとヤブさんと昔みたいにお喋りしているみたい」とのこと。「以前に先生のご講演を聴き、その面白いお話が忘れられなくて…」という方もいらっしゃいました。そうそう、確かにヤブさんは講演から帰ってくると必ず「今日は○回ウケたぞ」と自慢げに言ってましたっけ。
「昔、まさちゃんに誘われてよく天王寺動物園に行きましたわ」とおっしゃるのはヤブさんの従兄弟。「初めの頃はねぇ、楽しかったんやけど…彼、いっつもおんなじ動物の前から動かへんから…退屈でしたわ」と楽しそうにお話下さいました。そう、私もよく付き合わされました、若い頃に…。
どの方にも、それぞれのヤブさんが存在しているようです。
(戸田)
2006.05.09 (火)
この季節、植物や生物が一気に眠りから覚めたように、命の息吹を感じます。美術館の林を眺めていると、一口に緑と言ってもいろんな色があるんだな〜と、感心してしまいます。
田舎暮らしをはじめて1年が経ちました。私の家はかなーり古い民家で、この季節になるとカメムシやらクモやら、巨大なアリやらが部屋に出没します。たまにはネズミも出ます。
引っ越してきたばかりの頃は、恐る恐るティッシュでくるんで庭に放していたのですが、最近は「みーんな家族」みたいな意識に変わってきて、「あら、いたのね」と全然気にならなくなりました。何と言うか、命あるものみんないとおしいなー、と思えるようになったのかな(単に図太くなったとも言えますが)。
これも動物好きのヤブさんの影響かもしれません。
(家永)
2006.05.03 (水)
…に行って来ました。
これは福音館書店の「こどものとも」創刊50周年を記念したもの。「混んでるかなー」と思いつつ行ってみれば、やっぱり混んでました。GW真っ只中ですもんねぇ。
けど、みなさんすっごい楽しそう!創刊号からの表紙をずら〜っと並べたパネルの前では、ご年配の方から若いお母さんまでもが「あー!これ知ってる!」と声を上げ、小さなお子さん(いや、小さくないヒトもだな)は「ぐりとぐら」の家の模型や「筒井商店」(「はじめてのおつかい」でみいちゃんが牛乳を買いに行った店です)の再現に大喜び!そして何より「ぐりぐら」のたまごカー(?)は、実際に乗って写真を撮ることもできるので大人気!子供連れの家族が多かったのですが、どうもお子さんより親御さんの方が楽しんでいるようで。
個人的にはタイガー立石さんのラフが見れたのは嬉しかった!さらに山本忠敬さんのアトリエ再現、見入ってしまいました。この机から「じぷた」は生まれたのですね。感動!
これをきっかけに、薮内のアトリエ、ふくげんしてみようかと…。
2006.05.01 (月)
朝、森の中からは様々な小鳥達の鳴き声に混じって「カォーッカォーッ」とカラスたち。そろそろ巣作りの準備に入るのかな?カラスといえば、かつて外出していたヤブさんが蒼い顔をして駆け戻って来たことがありました。
「お前、エライこっちゃ!今な、道を歩いていたら突然カラスにどつかれた!飛び去ったと思ったら今度は後ろから!誰かカラスのことをいじめたヤツとオレを間違えたのかなぁ。おぉ、怖っ!」。
それからというものの、私が洗濯物を干しながらカラスを追い払おうとすると「やめとけ!復讐されるぞ!」。
今思えばオカシイけれど、本人は好きなカラスにつつかれたことが相当にショックだったみたい。
(戸田)
2006.04.25 (火)
「『くちばし』の表紙と、案内ハガキのイラストの向きが違うんだけど…」と、時々言われます。
はい、確かに。現在展示中の原画、ハガキと一緒です。つまり、本の表紙が原画と反対向き(裏焼き)なのですね。
これは本の開きの関係からそうしたもので、案内ハガキは原画展の案内ですんで原画に忠実に。
(竜)のことだから印刷の指定ミスか!?と思われてるようですが、違うんですよ、実は(笑)。
2006.04.22 (土)
最近は都内でも移動はクルマかバイク。サラリーマン時代は、何だかんだ言っても歩いたよなぁ…それこそ通勤ラッシュ、けっこ体力使いますもんね。
だからこそ、なるたけ歩かなきゃと思うのですが、言ってるそばから白州では自宅と美術館の行き来(距離にして200mほど!?)に自転車使って…マズイだろ、それは!さらにそれが電動アシスト自転車って…なおさらじゃん!
太るよ!
2006.04.20 (木)
ここで生活をしていると様々な音、声が聞こえてきます。
風が強い日には林の樹たちが枝と枝を擦りあわす音…ワァン、ワァン…と互いに唸りあっているようです。
数日前の朝は「キョーン!」とするどい声!シカの警戒音です。すぐに判ったのは、度々訪れたタイ国の国立公園で見たシカが、やはり同じような音を発して逃げてゆくのを体験していたから(当たり前だけど…ヒトは日本語とタイ語と異なるのに、シカは共通なんですよね)。
昨日は「ケーン!」と声がしたので外を見れば、キジの御夫妻が仲良く何かをついばんでいました。思わずよく見ようと窓を開けたら、大慌てで林の中へ。ゴメンね、朝食中だったろうに。でも、ちゃんと今朝も同じような時間に来ていました。よかった!
(戸田)
2006.04.18 (火)
美術館のある白州町のお隣の武川町には、桜の名所がたくさんあります。代表的なのは、日本三大桜の「神代桜」と、「真原の桜並木」です。
真原の桜並木は、約1kmぐらいにわたって道の両側に桜並木が続き、桜のアーチの中を散歩できるようになっています。昨日の段階で満開でしたので、散り始めている木もあり、桜が散る風景は圧巻だと思います!
(家永)
2006.04.14 (金)
夜、国道から前沢上の信号を曲がって広域農道に入ったら…シカが3匹!すぐ近くをクルマが通っても、知らん顔でした。
ところでシカと遭遇するのはいつも夜だけど、昼間はどこにいるの?
2006.04.10 (月)
美術館が冬眠から目覚めて10日。この週末も多くの方が訪れて下さいました。
「やぁ、久しぶりですね!」「開館を待っていました!」とリピーターの方々。嬉しいですよね!時には「ん!?お名前が…」といった時もありますが、お話をしているうちに以前いらした時の情景がぱぁっと蘇ってきます。
先日は私が生まれ育った東京の荻窪から、幼なじみがご家族でいらっしゃいました。原画をみながらヤブさんの話になり、いつも穴の開いたジーンズにゴム草履で自転車に乗っている姿を見かけては「何してるヒトなんだろう?」と不思議に(不審に?)思っていたようです。実はその姿で仕事場に通っていたんですよ(笑)。
まだまだ寒い日もある白州ですが、まもなく桜が満開となります。お花見ついで、ぜひご来館を!
(戸田)