サントリー株式会社が白州蒸溜所を開設したのが1973年。同年は国内初の山﨑蒸溜所(大阪府)開設から50年の節目の年でもあり、それを機に始まったのがサントリー愛鳥キャンペーンです。「Today Birds,Tommorow Humans(当時は「Men」)」~今日鳥たちに起こる不幸は、明日人間の身に降りかかるかもしれない。そして今日鳥たちに起こる幸福は、明日の人間を幸せにするかもしれない~と掲げ、毎月全国の新聞紙上に薮内の野鳥のイラストを用いたメッセージ広告を12年間展開しました。薮内が野鳥画家と位置付けられるのも、このキャンペーンに起因していると思います。
様々な広告賞を受賞し、また海外でも評判となった愛鳥キャンペーンも今年で50周年。その記念すべき第1回目の原画をはじめ、同キャンペーンで使われた野鳥画をどうぞお楽しみください。
展示室の一角に、かねてよりご要望の多かった書斎の再現をいたしました。もちろん机などは当時本人が使用していたものです。ここから多くの動物や野鳥たちが産み出されました。
企画展の作品と合わせてお楽しみください。