資料価値のある手紙


開館10周年記念特別企画「薮内正幸の「足跡Ⅰ」展(長いナ…)も明日が最終日。今日も「前期展示、間に合ったぁ!」って方が何組か。有り難うございます!

今年は前期・後期を二部構成とし、通しで見ていただくことで薮内正幸の足跡をご紹介しております(ちなみにタイトルを付けた立場からすると「ソクセキ」と呼んでほしいのですが、誰もが「薮内正幸のアシアト」と発音するので訂正は諦めました)。

今回の展示の目玉は何より復元書斎ですが、子供時代に学者の方々と交わした手紙類も実はミドコロなんです。国立科学博物館勤務の今泉吉典氏から1958年にいただいた手紙には、「古賀上野動物園長がシフゾウや大パンダを欲しがっているが、大パンダはキリン10頭分の価格だから高くて無理でしょう」といった記述が見られます。当時はジャイアントパンダを学者も大パンダと呼んでいたのですね!さらに当時の相場もわかり、ランラン・カンカンがやってきたのは「無理でしょう」と記した14年後。そう考えると、動物園の歴史的資料価値もある手紙です。

そんな手紙の展示も明日まで、です!

前期DM   Exif_JPEG_PICTURE


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