晒しちゃうゾ


20周年だし、展示作品を「晒しちゃうゾ」ってことで…今日は「1959年」の作品群。

この年の3月に大阪の高校を卒業した正幸は福音館書店に入社、松居直さんのご自宅で下宿生活を始めます。そして出社してタイムカードを押したら上野の国立科学博物館に日参して今泉吉典氏のもとで動物のことを学ぶわけですが、今泉さんの「徹底して骨格を描け。休憩や食事時間は食べながら海外の文献を模写しろ。とにかく描け」の言葉通り朝から晩まで、起きている間は常に筆を持つ日々でした。よって1959年は動物はもちろん、映画俳優からピカソの模写まで目につくものは何でも描いていたようです。また画材やタッチも様々で、本屋さんの紙袋でさえ、開いて画用紙代わりにしていました。

当時科博にいた方が「あの頃の薮内クンは何にでも画を描いていて、全てのものに余白が無かったヨ」と回想しておられましたが…ふむ、然もありなん。


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