一ヶ月
- 2006年08月29日
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戸田さんが亡くなって一ヶ月が経ちました。まだたったの一ヶ月だというのに、今月の頭に告別式に出席したことがずいぶん前のことのように思えます。けれど、いなくなってしまったとは信じられないほど、日々戸田さんを身近に感じています。
それは美術館で一緒に過ごしたことをよく思い出すからかもしれません。打ち間違えるからといってレジを打たなかった戸田さん、これならできるのよと言って入館チケットを切る戸田さん、お客様と笑い転げる姿。それからここに戸田さんが今いたら何と言うか?などと話すこともあります。
そういう時、戸田さんは確かに私たちの中に存在しています。いないけどいる、とても不思議な感覚だけれど戸田さんの遺したものはここにしっかり息づいているのだと思います。
今は少しだけ遠くにいる、そんな気持ちです。
(理絵)